2016年8月31日水曜日

Help!! me!! 助けて! (Rhinoceros)

Rhinocerosのコマンドは実に多いので、まだ使ったことの無いコマンドがあったり、
ツールパレットにも触った事の無いボタンがあったりしますよね。

皆さんはRhinoのHELP機能を使った事があるでしょうか。

AdobeのHelpだったり、WindowsのHelpだったり...
世の中のPCに搭載されているHELPの多くは
HELPなのに あまり親切でなかったり、
HELPなのに 中で使われている用語が難しかったり、
HELPなのに 割りと使えない物が多くて
すっかり見なくなってしまった事、ありますよね。

結局わからない事はgoogle先生に頼ってしまう。


実はRhinocerosの標準HELPは物凄く使いやすいんです。


今日はRhinocerosの標準HELPについて少し触れたいと思います。

HELPの使い方

1.使い方の分からないコマンドを選択したら【F1Key】を押す。





2.【F1key】を押すと「HELP画面が立ち上がります」

コレなんだっけ?っていう知りたいコマンドを押してから
「F1key」を押す
そのコマンドについてのHELPが自動で立ち上がります。



3.HELP内容を読む

以上です♪

先ほどRhinoのHELP機能が使いやすいと書いたのはHELPの中で
簡単なアニメーションで説明してくれてとてもわかり易いんです。

3DCADは概念が難しい事が多いので、言葉ではイメージしづらいんですよね。



4.さらに、わからない用語(色がついている物のみ)は
 それをクリックすることでさらに詳しい解説が出てきます。

3DCADでしか使わない言葉たくさんありますよね。
まるでウィキペディアのようです。


とても丁寧な説明でわかりやすい表現が簡潔に出てくるので、
ヘタにgoogle先生に聞いて時間を使うよりも素早く作業を進める事ができます。

Rhinoはデザイン・設計業務で使えるCADとしては とても安くて、
メニューもHELPも日本語化されていて
有償のバージョンアップも3~5年に一度と、と~っても親切なんですが、

なんと!アメリカ製なんですねぇ。

とても好感の持てるCADだなあとHELPの親切さに触れてしみじみと思う
ディプロス デザイナー川合でした。






2016年8月24日水曜日

どの3D-CADを導入すべきか

先日お客様より「もし当社に3D-CADを導入するなら、何を選べばよいか」?
とのお問合せをいただきました。


現在弊社で販売をしている主なCADは「SolidWorks」と「Rhinoceros」の2種類。
大きな違いは、ヒストリーベースであるか否か、そして価格です。

また、複雑な曲面をもつ意匠の作成なら「Rhinoceros」、機構設計を行うなら「SolidWorks」が
より適していると思われます。
ただし、SolidWorksで複雑なモデリングを、Rhinocerosで
機構設計ができないと言うわけではありません。どちらか一方のみで業務を完結する事も
十分可能だと私は考えます。


自身が実業務でこれらを使い分けるとすれば、対象となる部品が

・より複雑に作り上げたいなら「Rhinoceros」
・より単純に作り上げたいなら「SolidWorks」

…といった具合に選定しております。

設計的な視点からは、部品はより単純かつ簡素な
形状である事を望み、一方デザイナの意向は複雑な条件を指示される場面は
業務において日常的です。
SolidWorksは機械的な設計においての細かな定義が可能な分、設計変更などには柔軟な対応が可能である一方、ヒストリーベースである点がデザイナの意図を具体化する上ではやや煩雑に思え、その点はRhinocerosがより迅速かつ柔軟に対応できる為に重宝しております。


お客様にご提案差し上げる上では、当然価格からしてRhinocerosにて業務を完結できる
可能性からお伺いする様には心掛けておりますが、製品によっては双方を上記の様に
使い分ける事でより効率化を図る事が可能です。

RhinocerosやSolidWorksについてのお問合せ、セミナーのご用命など、
弊社までお気軽にお声掛け下さいませ。上記はあくまで自身の考えに縁るものであり
やはり直接見て、触れて、感じて頂く事で、少しでもお客様の業務のお役に立てられる
切っ掛けとなればと考えております。


以上、ディプロス設計の清原でした。





2016年8月17日水曜日

マウススキャンデータをRhinoResurfでサーフェス変換

本日はRhinoResurfを使用してメッシュデータをサーフェス変換する作例をご紹介したいと思います。

RhinoResurfはRhino上で動作するプラグインソフトで、主にポリゴンメッシュをサーフェスに変換するコマンドをRhinoに追加します。


低価格でサーフェス変換

通常、ポリゴンメッシュデータをサーフェスに変換するには、MAYAやGeomagicなど数百万円するソフトが必要です。
既にRhinocerosをお持ちの方であれば、プラス約8万円のRhinoResurfでサーフェス変換を行うことができます。


マウススキャンデータをサーフェス変換

スキャンデータからRhinoResurfにてサーフェス変換する流れを収めた動画がこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=XXa4ZTfZqXI



<動画詳細>

こちらのマウススキャンデータをサーフェス変換していきます。


マウスの各パーツが選択しやすいよう、ポリゴンメッシュを分割してレイヤに振り分けておきます。


 0:50~
【メッシュからシングルサーフェスを作成】のコマンドで、ポリゴンメッシュデータを一枚のサーフェスで変換していきます。
コマンド実行時には“□Trim”のオプションがあり、チェックを入れることでメッシュデータの輪郭に切り取られたサーフェスの形になります。
サーフェス変換する際には、メッシュデータとの変換精度や、サーフェスの滑らかさの設定変更が可能です。



3:45~
【エッジを表示】コマンドでサーフェス穴を発見し、【トリム解除】で穴をふさいでいきます。


5:45~
変換サーフェスのふちは、メッシュをトレースした事でギザギザした輪郭になっています。
曲線を用意して、余分なサーフェス外周の部分を【トリム】します。


サーフェスふちをトリムして綺麗にした状態



9:45~
マウス表面でひとつのつながったサーフェスを得る為に、トリムしたサーフェス間の隙間を埋めていきます。
まず、サーフェス間の橋渡しをする役目の骨組みのラインを作成します。


11:10~
サーフェスの隙間中間にも、橋渡しをする役目の骨組みのラインを作成します。
こちらの操作は、Rhinoのモデリングで断面線を作る為によく行われる作業方法になります。


 15:15~
サーフェス間の隙間の領域を【サーフェス(曲線のネットワークから)】などの面張りコマンドで埋めていきます。


ホイール穴以外の隙間は埋めた状態


動画は以上になります。
弊社ディプロスのYouTubeページでは、他にも3Dスキャナーや、T-Splinesといったソフトの使用動画もあります。
今後も有効なソフトの使用方法などはアップロードしていく予定です!

RhinoResurfの販売について

現在、RhinoResurfの商品ページでは、ソフトウェアに関する情報を充実させて、サポート体制を強化いたしております。

その一環として、この度RhinoResurfのダウンロード版の販売が開始となりました。
パッケージ版よりもお安くお買い求めいただき、迅速に使い始めることができますので、ぜひご検討ください。


▼RhinoResurfダウンロード版
 http://www.dipross-online.com/products/detail.php?product_id=72


▼RhinoResurfパッケージ版
 http://www.dipross-online.com/products/detail.php?product_id=15


以上、diprossデザイナー・CAD講師の勝間でした。

2016年8月10日水曜日

3DスキャンからZBrushでのデータ加工

弊社の3Dスキャナー「HDI advance R3」の利用方法を紹介します。

フィギュアの原型や造形物をスキャンし3Dデータ化、造形のベースとして利用することができます。
フィギュア等もデジタル化が進んでいますが、まだまだアナログで原型を作ることが多いと思います。

今回はこの恐竜のフィギュアをスキャンして、ZBrushでデータ加工するまでの流れを紹介します。


「HDI advance R3」について



「HDI advance R3」の簡単な特徴としては、

・固定式
・マーカー不要
・寸法精度0.1mm
・カラーのスキャンが可能
・1ショット0.88秒で撮影が可能

等です。今回行うフィギュア等のスキャンには最も適しています。

詳細はこちらのページにて確認下さい。

3Dスキャニング

HDI advance R3でスキャンを行っていきます。


HDI advance R3では1ショットスキャンしたものを貼り合わせてメッシュ化していきます。
1ショットづつ撮影し、対象物を回転させ違うアングルから撮影を繰り返します。
特異点認識でデータ合わせを行うので、ある程度位置を合わせれば自動でフィットしてくれるのでマーカー等は必要ありません。
今回は上半身までしかスキャンしていませんがここまでで15分ほどしかかかっていません。

ある程度はHDI advance R3に付属のFlexScan3Dというソフトでメッシュの穴埋めや補正をすることもできます。

HDI advance R3ではスキャンしたモデルの色も撮ることができます。
カラーはメッシュの頂点カラー、テクスチャとしてエクスポートすることができるので、3DCGソフトにデータを移行して加工することができます。



テクスチャはこのような感じで出力することができます。
アトラス展開されたバラバラの形で自動的にテクスチャが作成されます。

データをfbx形式でエクスポートしZBrushでの作業に移ります。

ZBrushにてデータ加工




画像はデータをインポートし色を表示できるようにした状態です。
メッシュも色も綺麗に撮れているのがわかります。

ZBrushに持っていけばあとは自由に形状を修正することができます。

色もそのまま持っていくことができるので形状のイメージがしやすいです。
手で作ったものをスキャンしデータ化したい、加工したい、アナログからデジタルにワークフローを移行したいという方にはお勧めします。

今回紹介した「HDI advance R3」に興味のある方は是非ご気軽にご連絡下さい。

【お問合せ先】
ディプロス(株)営業担当: 山田
TEL052-857-0120
MAIL:k.yamada@dipross.jp


2016年8月3日水曜日

Rhinocerosでメッシュデータを処理する

設計担当の鈴木です。

今回は3Dスキャナで取得したメッシュデータ(ポリゴンデータ)をRhinocerosで編集する方法をご紹介します。

あまり知られていませんがRhinocerosは3DCADでありながらメッシュデータの編集も行える希少なソフトウェアです。
(多くの3DCADはメッシュデータが読み込めなかったり、読み込むだけで編集ができないものとなります。)


メッシュツールの中には
・メッシュの穴を塞ぐ
・メッシュを削減する
・メッシュ分割
・メッシュトリム
・メッシュブール演算(和、差、積)
などがあり、開いたメッシュデータから閉じたメッシュデータを作成したり、
ポリゴン数が多すぎて作業のできないデータを間引いて軽くすることができます。

またメッシュデータに対してラインを投影することも可能ですので、仮に格子状のラインをメッシュに投影して




パッチコマンドを使用することでメッシュデータに近似したサーフェスを作成することも可能です。



ディプロスではRhinocerosと合わせて3Dスキャナの販売とスキャン・リバースエンジニアリングの請負も行っておりますので気軽にご相談ください。

3Dスキャナサイト http://www.dipross3d3.com/